本日の手仕舞い状況
ボトレ：+1.2万円
OHBO：+5.6万円
本日の含み損益状況
ボラタンS：－1.4万円
ボトレ：+3.2万円
本日の手仕舞いでは、ボトレはGDしたものの利益を確保しています。そしてOHBOの銘柄は謎の特大GUが発生し、大きな利益に生まれ変わりました。有り難いですね。
hamさんがトレーダーズ効果について詳細な見解を述べておられます。
私はボラタンSの販売を通じてトレーダーズ効果はあったと考えており、それは以前の記事でも書いています。
これに絡めて現在の状況を書いてみようと思います。
今年に入ってボラタンSは復調の兆しを見せています。実際今年の私の実トレードの成績は、6万円のプラスになっています。
ボラタンSは本隊に暴落時対応のナイフ掴みを置いているのですが、それだけでは出番が少ないので、通常の地合いであっても反発を狙える銘柄に仕掛けるシステムも併設しています。
この併設のシステムが販売開始後～昨年末までかなりの不調でした。2016年1月～6月は順調だった（注：当日手仕舞いバージョンでの話です）だけに非常に残念でした。
この不調期に明らかなトレーダーズ効果を感じていました。
私は販売数量を正確に把握できているわけで、その状態で、朝イチの寄り付き板を見ると、明らかにその仕掛け位置で仕掛けている数量が大きく目立っていました。
購入者であれば、仕掛け位置はわかっているので、厚い板が形成されていることは誰でも確認できたと思います。
終日の売買金額が5億円ぐらいの銘柄（仕掛け対象になりえる）であれば、寄付きでの売買代金は1億円程度もありえると思います。この状況で1～2千万円程度の買い注文があれば目立って当然かと思います。
ただその銘柄のその日朝イチのエッジというのは基本的に変わらない訳で、寄り付き後は適正（妥当というのでしょうか）な需給バランスにより、本来寄り付くべき位置ぐらいまでさっと下がってしまうように思っていました。
勿論反発も同様の程度しか期待できないため、寄り付きだけが高いという状況では期待値が下がってしまうのは当然のように思いました。
ですが、現在、トレーダーズ効果はほとんどなくなりました。
理由は極めて簡単で、このシステム通りに仕掛ける人が激減したからです。
人は当然かと思いますが、利益には寛大で、損失には敏感なので、損失を計上し利益のあがらないこの仕掛けをそのまま継続する人がほとんどいなくなりました。
運用をやめてしまった人もおられるでしょうし、カスタマイズして仕掛けや抽出条件を変えた人もおられると思います。
その結果、愚直に運用を続けている私は、復調してきたという状況です。
私は常々販売システムについて、その存在価値を肯定していますが、そのまま運用せずカスタマイズする事を推奨していました。
その理由はいくつかあるのですが、トレーダーズ効果を防止するという目的はありませんでした。
私は自分のシステムをよく理解していますし、カーブフィッティングではないと確信している（過信まではしていませんが）ので、いずれは市場原理・心理に則り自然と成績は戻ってくると思っていました。
ですが、購入された方がここまでこのシステムを信じる事はおそらく無理だと思うのです。信じられてもそれはある意味危険でしょう。
それゆえカスタマイズを通じてそのシステムをより深く理解し、自信と納得を以て運用すれば、多少のドローダウンが来てもその状況を理解できると思うのです。
ボラタンSは昨年からドローダウンに入ってしまっています。販売開始の直後は好調で一気に+32万円まで行きましたが、最大-13万円まで落ち込み、最大ドローダウンは45万円ほどになっています。現在は販売開始時点からでは+10万円です最大ドローダウンから23万円回復した位置にいます。
自分が販売しているシステムなので、カスタマイズしてください、と言いにくいのは当然で、自分が淡々と運用を継続している様をこのブログで示す事で、少しでもシステムを理解してくださればという思いでした。
私は今でも真剣にカスタマイズせずとも運用していけるシステムと思っています。
6月に改造しますとこのブログでは何度も書かせていただいていますが、それは昨年RSS-Sというシステムを開発する過程において、より良い改善案が浮かんだからという積極的な考えです。
ちょっとわけわからない事を書いてしまいましたが、結論としては「販売システムなど固有の情報がもたらすトレーダーズ効果は一時的には存在するが、そうなると優位性が薄れてしまい、そのシステムを継続する人が減ってきて、再び優位性が戻る」という効果自然淘汰的な話かなと思っています（本当はもう少し複雑だと思いますが）。
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