株で資産運用 失敗編(4)

皆さん、日々のお仕事お疲れ様です。Sandです。

日経平均は調整を続けていますが、今日は新興市場がどーんときましたね。日経平均が振るわなくてもこのような地合いの時は、かなりチャンスだと思います。今週は引き続きこの傾向に期待したいところです。

さて本日は株式取引第4弾をお送りしたいと思います。前回は村上ファンドの餌食になったというお話でした。1週間で200万円近い資産を失い、その後少し取り返したとはいえ、しばらく株式取引から遠のく日々がありました。

しかし諦めきれず、資産をいったん整理して再度株式の世界に飛び込みました。やはり株式取引が好きなのだと思います。今度は400万円を口座に投入して取引を始めました。

システムトレードを

なんとしても勝ちたい、その為には「統計的に長い目でみて勝てる法則」を探し出す事だと思いました。スロットでこれを実現していたので、株の世界でこれをやれば、その市場規模からしてきっと大きな儲けを手に入れられると思っていました。

そうしてここで私は初めて本格的にある法則に従って取引をする事にしたのです。後で知りましたが、これをシステムトレードと言います(略してシストレと記載します)。

株式取引で継続的に利益を上げたいと思うならば、マイルールなりシステムを持たなければそれは不可能と言っても良いと思います。「どのような状態になったら仕掛けるのか。そして仕掛けた株がどのような状態になったら手仕舞いをするのか、あるいは損切りをするのか」最低限これを決めないと絶対に勝てません。

今までの私はこれすら決めずに勝負をしていました。本当に真っ暗ななかを進んでいたと言っても良いでしょう。

この時ようやく私は「システムを作りその通りに仕掛ける」という事を試してみました。3つの銘柄である条件になったら仕掛け、ある条件になったら手仕舞いをする。過去2年ほどのトレンドでそれがいけることを検証して実施しました。

そうすると「こんなタイミングで仕掛けるの?」という怖いタイミングで仕掛ける事もありましたが、逆に言うとそれが大衆心理の反対になる訳で、その時の方が結果は良い事が多いと感じました。95%の人が負けていると言われる株式取引ですから、大衆と同じように動いて勝てるというものではない事は分かっていましたが、だからと言って闇雲に危なそうな取引をするのも無謀ですから、このシステム通りに動くといのは良いと思いました。

出だしは良かった

この最初のシストレ(今思えば杜撰すぎますが)は出だし好調でした。2週間ぐらいで手仕舞いするする取引を3銘柄でやっているので、毎週なんらかの取引があり、値動きが楽しみだったりドキドキだったりしますが、少しずつですが資産は増えました。

がしかし・・・(滅

しかしまたしても壁に当たりました。それは東日本大震災でした。あの日、私は2銘柄の買いを保有していました。そして翌週の月曜日に大暴落となりました。私はこのシステムではロスカットを「10%下落したら手仕舞い」という条件を付けていたのですが、寄り付きから既に10%以上下がっていました。この場合は、それでも寄り付きで手仕舞いするべきなのですが、この時私はそれを守れなかったのです。

「地震で暴落と言ってもそれは一過性のものだろう」と楽観していたのです。ところが実際にはすさまじい被害が出た地震であったことは言うまでもなく、経済に与えたショックもものすごいものだったのです。

2日続けて暴落し、その次は反発しましたが、暴落前の値段に戻る事なく、結局大きな損害をだしてしまいました。そうなると取り返したいという焦りが先行して、あの時の東京電力株に手を出して、これまた手痛い損失をだしてしまいました。

さらにはシステムで取引していたものも色々な条件を後付でつけて、それを大した検証もする事なく運用してしまい、儲けが出るどころか損害が拡大する一方になってしまったのです。

ついに資金は200万円減って200万円になってしまいました。

結局最初に作ったシステムも検証がたったの2年では短すぎるのです。加えて対象銘柄3銘柄だけを検証というのも少なすぎます。しかし検証期間を長くするのにも当時の私にはデータもなく、またその労力も膨大なものになるので、「そんなことは出来ない」と勝手に諦めていたのです。

そうして私は「やはりダメなのか。株式取引で勝つ事など不可能なのか」と半ば絶望的な状況となりました。

しかしそれでもなお私はあきらめませんでした。また違う試みをしようともがき、そしてついに最初の成功を手にする事になりました。

次回は、私が株式取引で最初に収めた成功と、その後に待っていた落とし穴について書いていきたいと思います。是非お読みくださいね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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