こんばんは。スナオカです。
言うまでもなく世界は情報社会となりました。インターネットがその原因ですが、皮肉にもネット社会は情報弱者(情弱者)を生み出す結果となっています。
情弱者にならないために出来る事を考えてみたいと思います。
まず最初に当サイトで定義される情弱者についての誤解をまずは解いておく必要があります。
対象を日本人とした場合、ネット情報など必要な情報を得られない(経済的、地域的な問題でネット環境にアクセスできない)人はほとんどおらず、ここでいう情弱者はこのような人を指していません。
また情弱者は、おじいちゃんや小さい子供などのネットをうまく使いこなせない人でもありません。
普通にネット環境にアクセスでき、必要と感じた情報をネットで調べる事が出来る人のなかにいる情弱者について話題にしています。
このような人を対象にしていると、たちが悪い事に「自分が情弱者である」と自覚している人はほとんどいないと思われます。
例えば「FXに関する商材を購入したのは良いが、全く稼げなかった」という経験をお持ちの人はその時点では情弱者であると言えると思います。
そういう意味では私も情弱者であると思います。
得意と思っている投資のなかでも知らない事はまだまだたくさんありますから。
同様に「稼げる」系の商材を購入して実際に稼げていない、こんなはずじゃなかったという事になっていれば、それはある意味情弱者と言ってよいでしょう。
このサイトでは情弱者を「正しい情報をもとに決断する事が出来なかった人」という風に定義したいと思います。
典型的な例として、現在商材でもっとも多いジャンルであるFX商材について書いてみようと思います。
「月1000pips獲得可能な常勝スキーム。経験不要、作業時間は1日たったの5分」などいう売り文句で売り出されたFX商材があるとして、怪しさ満点なのに実際に購入する人がたくさんいます。
なぜか、この商材を販売するのに相手は専門チームを組んで売り込んでいるからです。
実際のノウハウ(ノウハウもどきを含む)、コンテンツを持っている人
ネット上で集客する人、すでにリストを持っている人
動画やLP(ランディングページ)を作る人
ローンチを仕掛ける人
インタビュア
最低でもこれぐらいの人と共同で、あるコンテンツを販売する戦略を作って売り込んでいるから、怪しい商材でも売れてしまうのです。
彼らは購買意欲がどうすれば高められるのか、心に響く文章の書き方、動画の取り方、ストーリー構成などを研究しており、それらを使って情弱者をカモにしているのです。
少なくともこのような舞台裏を知らなければ、あなたも情弱者の恐れがあります。
LPでは成功者の声などが出てきますが、あれらが架空の人物であることもザラです。写真はPIXTAなどその専門の画像を扱っている業者が存在します。
またそれらの商材は間違いなくアフィリエイトを仕掛けているので、アフィリエイターがレビューサイトや口コミサイトなどを立ち上げて様々な方法で売り込みます。
ここまで読んでよくわからない、知らない単語あるなら危険です。情弱予備軍といっても良いかもしれません。
詐欺まがいの商材屋は、PCを操作できないおじいちゃんを相手にしているのではありません。「自分は情弱者なんかじゃない」と思っている人をターゲットにしているのです。
この辺リアル詐欺と同じですね。「俺は詐欺なんかに絶対に引っかからない」と思っている人の方が引っかかりやすいと言われます。ネットビジネス詐欺も同じですね。
このような人を情報リテラシーが弱いとも表現されます。基本同じですね。
それではこのような詐欺まがいの案件に引っかからないためには、どうしたら良いのでしょうか。
1.そのサイトの意図を図る。
なぜそのサイトがこの商材を推しているのか、称賛しているのか、あるいは批判しているのか、その意図を探る事がまず大事です。
善意でやっているサイトなんてまずありません。このサイトも広告収入を頂くことを目的にしています(ご覧いただいている方に費用が掛かるという事は一切ありませんからご安心くださいね)
絶賛していれば、その裏に紹介報酬があるからです。
批判していれば、そのライバル商品や対になっているものを売り込みたいから批判しているのです。
2.さまざまなサイトの意見を見る
検索単語を変えて、たくさん批判されているなら称賛しているサイトも探して、双方の言い分とその意図を探るべきです。
特に絶賛されているサイトが多い商材はまずダメです。もしあなたがあるFX商材を買って儲けまくっていたら、それをわざわざサイトを立ち上げてまで称賛しますかって事です。
せいぜい仲の良いリアル友達に紹介するとかで、普通は黙って自分だけ稼ごうとしませんか?
3.儲かる商材ではなく、ためになる商材を探す(最重要)
良い商材、サイトの見極め方はこの部分が非常に重要です。論語で孔子が「良い先生というのは魚を与えてくれる先生ではなく魚の釣り方を教えてくれる先生である」と言っています。
「明日上昇する銘柄を毎日配信」というサイトと「上昇する銘柄の見つけ方教えます」というサイトなら後者の方が良いわけです。
FX商材にしてもほとんどの商材はあるシステム、ロジックを販売しているだけです。それではなく、「なぜここにエッジがあるのか、過去の検証のどの部分をみて再現性があるとかんがえられるのか、勝率や期待値から導き出せるポジションサイズはどのように考えれば良いのか」という内容を紹介している商材なら、買って稼げなくても確実に力はつくので、その後のトレードに活きてくるでしょう。
但し為になる事を書いても情弱者には響かないので、実際に為になる商材であっても煽りの要素は必ず入れています。売れた方がうれしいのだから当たり前ですね。
そこで役に立つのがレビューサイトです。ただ絶賛している、儲かっているという事を書いてあるのではなく、どのような内容を絶賛しているのか、それが「ためになる」内容の部分であれば検討してみても良いと思います。
情弱者にならず、良い情報を見極める事ができるように私も学習を続けていきたいと思います。