統合リゾート(IR)推進法が昨年可決成立した事はご存じの通りかと思います。
先日のニュースで運営事業者の選定などに地方自治体の関与を強めるようにする方針を出すという内容がありました。
これとは直接関与しませんが、この統合リゾート(IR)推進法はギャンブル依存症を増長するとして反対している人がいます。この事について書いてみたいと思います。
私はカジノが好きで年3回ほど海外のカジノに出かけて楽しんでいます(国内の違法な賭場に行ったことはないです、念のため)。
日常生活を送っているとたまに「あ~そろそろカジノで遊びたいな~」という気持ちになる事もあります。それはマイナスな感情ではなく、「カジノにいけるように頑張って稼ごう。時間を確保しよう」というモチベーションになっています。
実際カジノに行くと「次もこれるように仕事もっと頑張ろう」という幸せな気持ちになって戻ってきます。「東京ディズニーランドが大好き」という人と同じです。
言うまでもなく禁断症状が出るとか、ギャンブル依存症になっているという事はありません。自覚がないだけなのかもしれませんが、普段の生活にも経済的にも何も支障をきたしていないのだから問題ないと思います。
ここでもし日本にカジノが出来たらカジノ依存症が社会問題になるかというと私は100%あり得ないと考えています。
あるとしたら、カジノ解禁反対派の工作によるマスコミの扇動、印象操作だけだと思います。
なぜなら、国内にたった数か所設置するカジノで依存症になる人の割合は極めて少ないからです。
ギャンブル依存症のような依存症(パチンコ依存症やアルコール依存症)は、依存症になるための条件に「常習性」というものがあります。手軽さがあるという事ですね。
ところが日本では現在北海道、大阪、長崎ぐらいに設置される程度しか予定されていません。例えば首都圏に住んでいる人がカジノ行くためにはちょっとした旅行となります。
この面倒くささを押してまで行く必要があり、ちょっとそこまでパチンコというわけにはいかないのです。
常習性がなければ依存症になる可能性は非常に低くなるのではないでしょうか。
その点パチンコは全国どこに行ってもあり、無い街なんてあるのでしょうか。この利便性が常習性を生み出す環境となり依存症の人が増える事になります。
競馬も競馬場以外で馬券を買える環境整備が着々と進み、依存症の人を増やしていますが、こちらは国営なので、政府がマスコミを抑えているためまったくニュースになりません。
ギャンブル依存症を無くしたいという活動をしている団体は、パチンコなり競馬なりをやめさせる運動をした方が100万倍は効果が上がると思います。まあ、足がかりとして今回のIR推進法をとりあげているだけの事なのかもしれませんけどね。
例えばパチンコ店を100分の1にまで減らして、車なり電車なりで1時間はかけないといけないという状況にすれば、新規で依存症になる人は100分の1になると思います。
勿論カジノが設置された場所の近傍に住んでいる人は依存症の危険があると思います。しかしその数は極わずかだと思います。そして少数というのは話題性がなければ誰も取り上げないのがまぎれもない現実です。
また日本人はカジノを賭場と勘違いしていると思います。カジノは総合アミューズメントスペースであり、賭け事以外にも楽しめるものはたくさんあります。ステージでショーをしているカジノもあれば、ブティックを並べてショッピングが楽しめたり、ミシュランで星がついているレストランを設置していたりしているところもあります。
最大の狙いは観光客にお金を落としてもらう事であり、カジノ世界一のマカオ(規模でラスベガスを抜いている)では収益が上がり過ぎ、毎年のように国民1人当たりに5万円程度をキャッシュバックしています。
言うまでもなく収入源の多くは現地人ではなく外国人観光客です。彼らに適度に遊んでもらい、金を落としてもらう、雇用も生み出すので地方の活性化につながる。税収が増えて日本が豊かになる、良い事の方がはるかに多いと思います。治安の悪化?遊園地を設置したら治安が悪化するという事でしょうか?
悲惨なのはガラガラのカジノであり、中途半端に規制をかけるとつまらないカジノ(何度も言いますが、賭場ではなくアミューズメントスペースとして)になってしまう事が心配です。
カジノは場所が限定され、その数はパチンコ店、馬券売り場などとは天と地ほどの差があるので、依存症は問題にならないという内容でした。