今回は久しぶりに販売ルールの話です。
イザナミの販売ルールのトピックスに「デルタインフィニティ」が過去最高益を更新という記事がありました。本来だと、販売ルールはリリースの時には月間勝率80%を超えているものばかりなので、毎月最高益を更新しているものが8割あってもおかしくありませんが、残念ながらそんなことはなく、リリース後のフォワード成績が良好なものは多くありません。
その点この販売ルールは、リリースから4年ほど経過しているわけですが、なだらかに上昇し続けており、優秀な販売ルールと言って良いと思います。
ただ同じ開発者でいくと、同時期にリリースされた「デルタアングル」の方がさらに優秀のように思えます。値段も他のものに比べると安価です。
こちらはフォワードの成績がリリース前とほとんど変わる事がなく、月間勝率に至っては向上していると言う(失礼ながら)珍しい販売ルールです。
いずれも安値圏のリバウンド狙いのシステムのようですので、購入を検討されている方はいずれか1つで良いと思います。
私は購入しているわけではないので、推測の域をでませんが、デルタアングルで気になる点は以下のようなものがあります。
一番下にある年度別成績の画像を見ていただければ分かりますが、運転開始資金が450万円になっています。
そして成績一覧表から1銘柄当たりのトレード金額は38.48万円で、平均11.7銘柄に仕掛けているようです。と言う事は約定率はあまり高くないと思われます。
よって最低でも資金は200万円程度を準備して、1銘柄当たり15~20万円程度でトレードするような資金設計が必要になると思います。
それなら、225万円でレバレッジ2倍などにすれば良いと思われるかもしれませんが、それだと最大DDが50%を超える計算になるので非常に危険です。資金設計には神経を使うシステムと言えるでしょう。この辺を標準ファイルで上手くフォローされていると良いのですが、その辺がどうなっているかは購入してみないと分かりません(ごめんなさい)。
販売ルールの購入についての是非はおいておき、私は購入後そのまま使用するのはやめておいた方がよいというスタンスなのですが、その点ではどちらの販売ルールも取引回数が非常に多いので、カスタマイズの余地はかなり大きいと思います。
もう少しシグナルを絞りトレード毎の勝率を高める方向のカスタマイズがお勧めかと思います。他にはいずれも保有期間が3日なので、仕掛け日に含み益になっているならば翌日に利益確定する様にすれば勝率は上がるように思います。
保有期間を短くする事は、一般的にDDの抑制になると思います。2日だと期待値が下がりすぎる場合は、仕掛け条件を厳しめにすると良い事が多いですが、デルタアングルは約定率の低下が気になりますね。その点は考慮にいれながらカスタマイズするべきと思います。
現在順張りはいずれの販売ルールも非常に苦戦しており、かなり難しい状況だと思います。システムトレードの初心者の方にとって資金管理が難しいシステムというのは大きなリスクではありますが、逆張りのシステムから入るのも一考のように思っています。ご参考になれば嬉しいです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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