順調にノーポジ~今日はホント雑談

本日の損益状況

stcat:+0.4万円

保有中の銘柄はありません。

今月はとても順調にここまで来ています。なんといってもstcatの活躍が大きいです。

これはこのシステムが優秀と言うよりはうまくはまった感じではありますが、仮にこのシステムがあまり機能しなければ他のシステムは造りが違うので、そちらがカバーしてくれるという期待が持てる状況であり、そういう意味でもシステムはなるべく違う性格のものが良いと思います。

例えば、フィルターが異なるシステム、手仕舞いが異なるシステム、仕掛け条件が異なるシステムなどですね。勿論あらゆる地合でも通用するシステムを備えているとは到底言えませんが、色々な性格のシステムを確保しておく事はその可能性を高めるとは思います。

さて、今日はいつもにまして全く関係ない雑談です(笑~

それは私が大好きな競馬に関しての話題です。

昨日ジャパンカップが行われ、アーモンドアイという3歳牝馬が見事なレースで快勝しました。

アーモンドアイ

(馬名の由来となった大きくて澄んだ黒い瞳が印象的な名馬です)

今年の牝馬クラシック三冠を制覇し、勢いそのままに今回のレースで古馬勢も一蹴したことで、現役最強馬の称号は間違いなく彼女のものになりました。本当にすごい馬だと思います。

ただ今回はちょっと視点を変えてこのレースを振り返りたいと思います。

というのもこのレースの勝ち時計が東京競馬場芝2400mのコースレコードとなったのですが、その時計が2分20秒6というとんでもない数字だからです。

従来のレコードは2分22秒1でしたから、それを1秒5も上回る驚愕の時計でした。

勿論その時計をだしたアーモンドアイの素晴らしさは言うに及ばないのですが、問題はこの時計はJRAがちょっとやり過ぎたという思いを抱かずにはおれない点です。

JRA?何の関係かと思われるかもしれませんが、実はレースの時計というのはある程度コントロールができるのです。

人間で例えてみればわかりやすいです。

もし砂浜で100m走をすれば、どんなアスリートでも10秒を切ることは不可能でしょう。

芝生の上でやってもおそらく無理だと思います。

9秒台という時計は、あの陸上競技場のトラックの上でこそ成しえる記録です。

競馬においてもこれは同じで、競馬場の芝の状態でレース時計は変わってきます。短く刈りそろえれば足抜きが良くなり時計が出やすくなる訳です。

もし人間と同じように陸上競技場のような状況でやれば、もっと速く走らせる事が可能になります。

しかし競走馬(サラ種いわゆるサラブレッド)というのは非常に繊細な生き物です。とにかく足が弱いです。

芝を短く刈りそろえるとクッションの役割を果たす芝が減り、馬場が硬くなります。

このような足元が堅く時計の出やすい馬場でやると骨折や屈腱炎という故障が発生する可能性が格段にあがります。

そして競争馬は骨折して自立できなくなると生きていくことが出来ないので、安楽死処分が取られます。

かつてはライスシャワーやサイレンススズカなどの名馬が安楽死処分という非常に悲しい結果を招きました。

サイレンススズカ

(速すぎた悲劇の快速馬サイレンススズカ。後日彼の特番を見た時は本当に号泣してしまいました)

テンポイントという馬は当時非常にファンが多く人気があったので、世論をはばかって安楽死処分させる事ができず、その結果4本の足がすべて腐るという想像を絶する苦痛を受けてから死ぬという悲劇が起こりました。

今回の超高速馬場は2着に入ったキセキまでも従来のコースレコードを更新しています。

この馬も素晴らしい馬ではありますが、従来のレコード(従来のレコードも13年破られていない非常にハイレベルな時計)を破るほどの破格の名馬かと言われるとそこまでは言えないレベルです。

今回のレースはJRAの方針により非常に速いタイムが出やすい馬場に設計されたものだったと思わざるを得ず、それは競走馬に大きな負担をかけるものであったと言わざるを得ません。

ジャパンカップはその名の通り日本競馬の最高峰のレースであり、国際競争でもあり、海外から強い馬を招待して行いたい華のあるレースです。

JRAに日本の強い馬がいかに速く走れるかをアピールしたい意図が見え見えです。

今回「たまたま」故障した馬がいなかったのは幸運でしたが、このような事を続けていれば、いつかはまた悲劇の名馬がでてしまうのは時間の問題です。

おそらく世論はその時にようやく高速馬場への批判が出ると思いますが、死んだ名馬は戻ってきません。

またこのような故障しやすい硬い馬場にしているとかえって海外の強豪は参戦を見送る事になるのではないかと思います。

さらに凱旋門賞など海外の有力なレースの馬場はもっと芝が深くパワーが必要な馬場になっており、それに適応できない日本の競走馬が勝てない主要因とも考えられています。

なんだかJRA内部のお偉いさんに「走破タイム至上主義」のような流れがあるのではないかと危惧してしまいます。

サラ種は人間が繁殖しなければ絶滅していた種であり、人間が絶滅種を救った例外的な存在です。

だからと言って彼らを道具として扱ってよいかと言うとそれはまた別だと思います。

ただでさえ彼らはハードな調教をこなし、無駄をそぎ落とした極限までの仕上げをして出走してきます。ボクサーみたいな感じでしょうか。

その極限まで絞り込まれた馬体の美しさや、そんな彼らがしのぎを削るレースの面白さが私を含めた競馬ファンを魅了しているのだと思います(私は見ているだけで馬券を買いません)。

時計など多少かかっても良いと思います。競走馬には少しでも故障しにくい環境で精一杯走ってもらいたいと思いながら、今回のジャパンカップの結果を振り返りました。

毎度駄文に最後までお付き合いくださりありがとうございました。

いつもご覧いただきありがとうございます。
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