システムトレードでマジに資産運用を目指すブログ！

週末いかがお過ごしでしょうか？Sandです。

最近よくコメントを頂くみなちゃんさんから、「裁量はしない方が良いよ」という内容で彼（彼女？）の失敗エピソードを交えてアドバイスを頂きました。

確かにシステムトレーダーとしては裁量取引はするべきではないかもしれません。裁量は精神的要因などで容易に考えを変えてしまって大損したり、塩漬け銘柄を作ったりしてしまう可能性があります。それでも私が裁量取引を継続しているのには理由があります。

一つは、相場に対する感性を磨くというものです。シストレは毎日出たシグナルに従い、淡々と注文を出し、システムに従い手仕舞いをしていくだけなので、相場が現在どのようなうねりを見せているのか等は一切気にしません。相場判定を入れているストラテジーがほとんどなので、「おっ上昇相場が来たかな」と思う事があるぐらいです。

しかし私は本格的に株の勉強を始めて1年半、シストレを始めて10ヶ月程度で、最近のシストレの成績はさっぱりという「途上」の段階です。まだこれからもシステムを開発していく必要がきっとあると思います。

その時に、現在の相場の流れや動向、流行りを知らずに構築すると、過去の成績は良いが、現在は使えないというような戦略になってしまう可能性があります。

裁量で買うときは、いつも悩みます。チャートを見て、（あまり意味はないですが）ファンダメンタルをみて、結局見送ることも最近は多くなりました。

仕掛けた後もチャートの推移を必ず確認しています。システムでヒットした銘柄でこのようなことをする事は少なくなっています。

こういった相場の流れを肌で感じるには身銭をきらないと真剣さに欠けてしまうと思っています。

もう一つは何度か書きましたが、裁量といってもシステムに近い仕掛けをすることがあります。NYダウの結果を見て仕掛ける戦略なのに、NYダウが休場という場合は、先物の動きをみて仕掛けてみるとか、そういうやり方ですね。

勿論すべての裁量取引にはあらかじめ手仕舞いを考えてから実行します。順張りなら利益確定は大きめ、ロスカットは小さめにしますし、逆張りなら指値で短期の反発だけを狙ったりします。

そしてみなちゃんさんの失敗談も同じなのですが、裁量の最大の問題は、資金管理にあると思います。私も大昔に阪神電鉄でやられ（その記事）、近年だと、昨年の5月末にやられました（その記事）。

いずれも「絶対はない」という株取引においてポジションを高く持ちすぎ、思惑が外れると焦って損切り⇒その後上昇というパターンになってしまいます。

ですので、私は裁量取引をするときは、いくつかの掟を作っています。最近これだけはしっかり守っていますね。

1．ナンピンはしない。

逆張りだとナンピンは有効になりえるとhamhamsevenのブログにも書いてありましたが、それも裁量ではなく、システムで検証された場合だけ実行するべきです。ナンピンは、すればするほどポジションが高くなってしまうので、もしナンピンしまくって翌日大災害とか、上場廃止とかになったら、破産してしまうかもしれません。それに巨大なポジションに負けて見切りロスカットしてしまう事も考えられます（今回のみなちゃんさんの失敗がこれでしょう）。

私はシステムにはまだナンピンを取り入れたストラテジーは持っていないので、それは今後の課題ですが、現時点では絶対にやりません。

2．購入単位を100万円以下とする。

これは今年一回だけ破ってしまいました。最小取引単位が170万円という株に仕掛けてしまったからです。結果大失敗となりました。現在システムは、30～60万円が購買単位なので、これに合わせて仕掛けるようにしています。裁量はつい大きく買いたくなってしまいます。それでも最近は50～70万円程度で抑えるようにしています。

そして最終的な抑えはこのブログです（笑）。ここで裁量取引に関しても記載をすることで、自分を抑制しています。シストレをメインしているブログ主が裁量の失敗で退場となったらカッコ悪すぎますから、それだけは避けるようにしっかりリスク管理をしようと考える訳ですね。

ちなみに今年の裁量の成績は+26万円ほどで、シストレの大負けから考えると大善戦しています。裁量といってもルールをしっかり作り、それ+αで取引をする。4月の全シ連の漫画のようなイメージを私ももっています。これはかつてスロットで稼いで生活していた時代からの感覚ですね。

最終的な目標は裁量取引などせずに「複数のストラテジーからなる多角的戦略を持ち、それを回しているだけで楽に儲かる」というシステムを作ってアーリーリタイヤする事ですが、まあ、それは相当先の話になるでしょうね（笑）

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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