3連休の最終日、非常に暑い日が続いていますね、体調管理にはお気を付け下さい。
さて、実に久しぶりに販売ルールについて書いてみたいと思います。
最近ですと、スペースラボ(ロング)や雲隠れエンジンがリリースされています。私は販売ルールを購入せずとも、その内容は見ておく事をお勧めしています。そこからいろんな情報が取れるからです。
最近はシステムトレードに取り組む方は非常に増えて来ていると思われます。あまりに多くの販売数だとパフォーマンスが維持できないという事で数量を限定(これは一種の販売テクニックでもありますが)にしている販売ルールが実に増えました。
そしてその数は50~200個となっており、ここから分かる事は今販売ルールを販売すれば100個ほどは売れるという(少なくとも私にとっては)驚きの情報です。ちゃんと売り切れましたってお知らせが出ますし。
100個売れたとすると一度は運用してみるでしょうから、そのまま運用する人が3割として30個で1銘柄当たりの仕掛けが30万円とすると900万円の注文が同じ場所で発生することになり、1日の売買代金が3億円(仕掛け対象でしょう)とすると3%もの市場インパクトになります。
始値で仕掛ける販売ルールはほとんどないので、ザラ場に3%のインパクトはとてつもなく大きくこれではスリッページが発生して当たり前です。
販売者側も勿論そこは分かっているので、最近の販売ルールは市場インパクトの低減を必死にアピールしているのが説明文からも良く分かります。
hamさんは先日の記事で、販売ルールが機能しないのは、市場インパクトの影響というより販売ルールそのものがカーブフィッティングされているという事を書いておられますが、私は両方とも影響があると思っています。
いずれにせよ私は、販売ルールを購入してそれをそのまま運用して儲ける事ができる時代は完全に終わったと思っています。2年ほど前なら可能だったのかもしれませんが…。
それでも私はシステムトレードを始めたばかりの人は販売ルールを活用する事ができると思っています。私自身も6個のこれまで販売ルールを購入してそこから、自分なりのシステムを構築してきました。
イザナミを購入していくら簡単にシステムが作れると言っても、最初はそれで運用しても大丈夫なのか、非常に心配になると思います。
また先日の記事(逆張りで仕掛け当日に利益確定するシステムについて)のように変な手仕舞いルールにしてしまうとそもそも間違えた検証をしてしまい運用以前の問題が発生している事に気がつかない危険性もあります。
お手本として2本ぐらいは順張りと逆張りで購入してそれらをカスタマイズするなり、参考にするなりして自分のシステムを構築する分には販売ルールはきっと役に立つと思います。
ただし注意したいのは、販売ルールは見栄えを良くするために少なからず利益最大化されているという点です。最近では15年のトータル利益率が1500%を超えるのが当たり前の状態です。
ですが、ここまで高いものは逆に疑った方が良いです。
私が販売ルールをもとに構築運用して現在活躍しているキュルZUは15年の利益率は900%ほどですが、これでも非常に高いと思っています。CHASに至っては実は500%弱しかありません。ですがここ1年で50%の利益率を出しています(これはやや特殊な理由がありますが)。
利益率は500~900%ぐらいで本来は十分だと思います。それよりも大事なことは、そのルールにしっかりとした「説明できる優位性」があるかどうかです。
適当にパラメータを振ってたまたま良かった部分だけを抽出してつくったルールはまさにカーブフィッティングそのものになってしまいます。
販売ルールを購入したとしても、そのルールに載っている一つ一つの条件が何のためにあるのか、それをしっかり解明して、取捨選択しながら、より優位性を堅固なものにしていく、そのようなイメージでカスタマイズすると良いと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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お疲れ様です。
最近は販売戦略ノーチェックでした。
今見たら2014年からかなり増えてました。
今年販売の戦略は販売数限定のものが多いみたいですが
1個6~7万円として・・・200個売れたら 1200~1400万円デスカ(汗
開発者にどれくらい入るか不明ですが人気が出ればなかなかすごいですね。
昔、なんで儲かるストラテジーを販売するのかって思ってたんですが
初期資金を稼ぐには十分な金額になりますね
イザナミがどんどん広まっていけば戦略販売もなかなか魅力的ですね
(できれば ですが)
山田 太郎さん、毎度です。
そうですね、少なくとも1000万ぐらい儲かっているのかもしれませんね。
私には作れそうにないですけどね(苦笑)
しょぼいルールでも長く使えるものを頑張って運用して亀の歩みで頑張ろうと思います(笑)