週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか?Sandです。
さて最初の記事として「投資」と「ギャンブル」の違いとは何かを私なりに書いてみたいと思います。
ギャンブルと言えば、競馬、競艇、パチンコ、スロット等を思い浮かべるかもしれません。そして投資なら株式取引、FX取引、先物取引等でしょうか?
勿論このような区別は間違えていると思います。「FXはギャンブルだ。下手すると一瞬で10万円ぐらいすぐに溶けてしまうからね」と言う人もいるかもしれませんが、その表現もちょっとおかしいと思います。
先が見えないものがギャンブル、先が見えるものが投資というのはかなり(私の思う)正解に近づいていると思います。でもそれもおかしいですよね。
なぜなら、この世に完全に先が見えているものなど存在しないと思うからです。いくら堅いと思っていた投資先でも突然不祥事を起こして再起不能になるかもしれません。いくら堅調なトレンドでも大きな事故で一気に急落などという事もあり得る訳ですから、人生を含めて先が100%見えているものはないはずですね。
私の思う投資とは(勿論、そうじゃないという反論はあるでしょうけれど)「自分で結果を支配でき、且つ期待値がプラスである戦略をもって行う行為」と考えています。
そうではない行為をギャンブルだと思っています。
ちなみに私は学生時代にパチンコ屋さんにあるスロットを「ギャンブル」から「投資」に変化させることに成功しました。投資に変わった時から3年間で450万円を稼ぎ、月間マイナス月は2ヶ月だけであとの34カ月はプラス収支でした。勿論合法的な戦略に基づいてやっていました。スロットで勝つ為にはどうしたらいいのかは別の機会にお話ししたいと思います。
さて話を戻して、まず大切なのは、「自分で結果を支配する事」です。これはどういう事かと言いますと、スロットで例えるなら、生活費の中から余裕のできたお金で遊ぶ事です。負けても悔しいかもしれないけれど生活には困らない。またの機会にお金に余裕がある時にやれば良いだけの事です。これを生活が懸かっているレベルのお金までかけてやっていては逆に結果に支配されてしまいます。勝てば良い生活が出来ますが、負ければ悲惨な生活が待っています。最悪は借金、食べるものも買えないという状況になります。結果によって自分が変化する事を強制されるようではギャンブルの領域からは脱する事は出来ません。
続いての「期待値がプラスである戦略を持って行う」なのですが、これは過去のデータなどから、未来の挙動を予測できる戦略を見つけて、その通りに実施する事です。「じゃんけんで勝ったら10円もらえる」という勝負に例えて、もし相手がパーを出す確率が40%で、その他を30%ずつ出すとわかっている人を相手にするときは、チョキを出し続ければ、10回すれば4回勝ち、3回引き分け、3回負けとなり、1回多く勝つ事が出来、10円儲かるというものです。これを10,000回繰り返せば4000勝3000負と1000回も多く勝つ事になり10000円儲かります。
これなら誰でも勝てるのは明らかです。ならば賭け金は大きければ大きいほど良いでしょうか?
もうお分かりかもしれませんが、そうではありませんよね。
ここで重要なのは先ほどの「結果を自分で支配する事」です。この人とじゃんけんをやれば長い目でみれば必勝なのですが、短期的には負けが続く事もあり得るのです。
そこでもし勝負を始める前に20円しか持っていなければ、運が悪ければ、2つ先に負け越してしまい、手元に勝負資金がなくなってしまいます。これではまだギャンブルの域を出てはいないのです。
この場合だと160円持っておけば先に16回負け越す確率は、約1%とかなり低いので、挑んでも良いでしょう。さらに安全を期すなら250円を持っておけば資金が底を突く確率は0.2%を下回ります。
そうしてある程度勝ちを積んで資金を貯めれば、資金が底をつく可能性は天文学的な低さとなります。こうなるとこの勝負はじゃんけんという「ギャンブル」ではなく「投資」になります。
ここで250円持っていても1回の勝負に100円を賭けていては危険と言わざるをえません。これは投資ではなくギャンブルになってしまいます。
ギャンブルは遊びで楽しむためのもので、投資として資産運用するものではありません。資産運用で結果を支配できなければ、運良く大きなもうけを一時的に手にするかもしれませんが、いずれは破れて破産することになるでしょう。
またギャンブルで遊ぶにしても結果は支配したいものです。私はマカオのカジノ行くのが好きで年に1度は足を運びますが、ここではギャンブルを楽しみます。勝負資金を決めてそれ以上はやらないというルールは必ず作っていきます。ギャンブルですが、結果は自分の許容できる範囲にある訳ですね。勿論勝てれば嬉しいですが、負けてもまた次来て頑張ろう(楽しもう)と気持ちになりますよね。
皆さんは、資産運用をちゃんと「投資」として運用できていますか?一度自分の投資状況を確認してみるのも良いと思いますよ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。