今月の私のシストレはCHASが不調で苦戦を強いられています。本日また日経平均が25日移動平均以下に潜ってしまったので、月間プラスが厳しい状況になってきました。
そして本日は取引なし。今月は本当に取引回数が少ないです。
さて、2月からの株安の影響もあってか、ウェブ広告などに「守りの資産運用」という感じのタイトルを目にすることがあります。
今もやっているのか知りませんが、超大手の某都銀が堺雅人さんを起用して銀行員を演じ、無知な初老のおじさんに「守りの運用から始めませんか?」など語りかけるCMがありました。
堺さんに罪はないのですが、あのCMがリアルなら銀行員は「しめしめ。またカモがやってきたぞ」という感じでしょうね(苦笑)。
話はそれましたが、資産運用に攻めと守りという表現、私はどうにもしっくりきません。
イメージとして「攻めの資産運用」はギャンブルに近いイメージで、「守りの資産運用」はコツコツと増やせそうという事なのだろうと思いますが。
そうなると私のシステムトレードも守りのシステムトレードなのかな(笑)。
まったく投資経験がない人が「守りの資産運用からやってみよう」などと思ったら、それはすでに危ないとしか言いようがないと思います。なぜなら表現が良い雰囲気に感じるだけで、実際に実現したいコツコツと資金を増やすという事につながっていないと思うからです。
資産運用において、運用益の目標値を設定する事もある意味ナンセンスなのですが、ローリターンだからローリスクというのは、資金管理においてのみなし得るという事を銀行などは絶対に教えてくれないでしょう。
銀行は自分たちのノルマが達成できるから、管理手数料を儲けることが出来るから、顧客の資産を運用しているという事から理解する必要があると思います。
銀行に守りの資産運用をしたいと相談に行けば、間違いなく名前が堅そうな利回りの低い投資信託をおススメされるでしょう。「米ドル建て何たらファンド」を勧められ、「新興国の国債ファンド」などは勧められないと思います。
仮想通貨なんてもってのほかという感じですね(笑)
ですが、預金の全額をその堅そうなファンドに突っ込めば、それはハイリスクであり、いわば攻めの資産運用になり、預金の10分の1だけを新興国の国債ファンドに突っ込めば、それは守りの資産運用といえると思います。
アメリカだから安定という時代でもないですからね。
しかし銀行は先にも述べた通り、彼らの営業成績のために動くので、預金のままという資金はなるべくないように、名前の堅そうなファンドをずらりと並べて、すべての預金を振り分けるようにするかもしれません。
そんな状況でリーマンショックのようなことが起これば「あれば世界的な100年に1度のことなので仕方ありませんよ、儲けている人などいませんから」となど言い訳されて終わりです。
1割の新興国ファンドがこけても10%の損失で90%の元本が残りますが、全部堅そうなファンドに入れてしまうと20%以上の損失が出かねないのが世界的な大暴落です。
システムトレードでも資金管理の重要性は何度もこのブログに書いていますが、それはあなたの資産全体の運用においてもいえる事かと思います。
私が仮想通貨をやっているといっても、全体資産の1割程度の資産で始めました。だから仮想通貨がすべて消えてしまっても、悲しい思いはするでしょうけど破産などとは程遠い状況です。守りの仮想通貨投資です(笑)。
攻めとか守りとかそういう抽象的な事ではなく、この運用方法の最大リスクは何で、それが起こりうる可能性はどのぐらいあるのか、もし実際に起きたらどうなるのか、立ち直れるだけの備えは他に確保しているのか、という事を考えていくべきかと思います。
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