今回はいつもの時事ネタと違い、ちょっと重要な考え方と思っていますので、独立して記事を書いてみます。
何かというと「イカサマ」についてです。
イカサマをしていると言うと、口角泡を飛ばして「絶対ダメだ!」と断罪する人が多いと思います。
放っておいてもそういう人がイカサマをする人を攻撃してくれるので、この記事を読んだ方はちょっと違う考え方を持つことをオススメします。
というのは、私はイカサマしてくる人(組織)をむしろ歓迎しています。私自身はイカサマを決してやりませんが。
なぜかと言うとイカサマを仕掛ける人が居たとして、その人に気づかれずにそのイカサマを見抜けば、その人に対して必勝となるからです。
イカサマは、ばれたら袋叩きにあう、法律に抵触するケースがほとんど、というリスクの他に「逆用されたら必敗」というとんでもなく大きなリスクがあります。
私の好きな漫画にカイジというギャンブルを題材にした漫画があります。
そこで主人公(カイジ)と対決する相手の多くはイカサマをして最初はカイジを苦しめますが、途中でそのイカサマを看破され、逆用されることで負けてしまいます。
地下のチンチロや利根川のEカードなどですね。
また同じ作者の違うギャンブル漫画「銀と金」でも同様で、ポーカー勝負でイカサマを逆用し勝利する場面があります。
純粋な実力勝負であれば、高度な心理戦+運否天賦という感じで運の要素があるため必勝(必敗も)と言うことはありえません。
しかしイカサマを逆用されるとイカサマを仕掛けている方は必勝と勘違いをしているので、必敗となります。
本来ならどうしても入り込む「運」という要素を排除して必勝に出来ます。これは非常に大きな事で、必勝ならば大きく張る事が出来ます。
さらにもし手際悪く負けてしまってもイカサマであることを指摘して証明すれば負けを取り消すことも可能です。
さて相場でイカサマと言えばインサイダー取引が該当すると思います。
私は相場では常にインサイダーの痕跡が無いのかと言うことには注意を払い、それを見つけようとしています。
勿論簡単には見つかりませんが、仕手株のチャートを見ればその痕跡はやはり見つかるものです。
先日私は日経先物を売り方から入ったものの「2005年阪神電鉄の村上ファンドの仕手」が脳裏によみがえり、損切りからのドテン買いに転じたという内容を書きました。
結果的にここ数日の先物やNYダウの上昇は、ファイザーのサプライズに対するインサイダーがあったと見ています。
勿論先週の時点でそこまで正確に見抜いているわけではない(現時点で確証が有るわけでもない)のですが、本来下がりそうな局面でのあの上昇に胡散臭いものを感じたのは事実です。
私にさらなる感性があれば、もう少し買ったままホールドし、一昨日の暴騰で爆益を手にすることが出来たでしょうが、まだ私はそこまでの感性や技術はないと言う事だと思います。
システムトレードをしているとザラ場に張り付くことはほとんどないので、その辺の感性は磨きにくいと言うこともあります。
それでも売り方に固執して大損害を被るという事は回避する事が出来、少しだけですが利益を頂く事ができたのは、このインサイダー(くさい)動きを察知するぐらいの感性はあったからだと思っています。
インサイダー取引は法律で禁止されていますし、みんな反対!と思っていると思いますが、私はこっそり「別に構わないよ」と思っているわけです。
仮に大きなネタを持った人が発表前に先んじて仕込みを行うと、それは必ずチャートで現れます。自然を装ったとしても何らかの指標は不自然に動くはずです。
それも立派なエッジとなります(他には恐怖心や欲などの大衆心理もエッジとなり得ます)。
システムトレードはエッジを見つけて、それと同じ動きをしている銘柄に仕掛けを入れる事で利益を得るわけですから、エッジのネタ元は多ければ多いほど良いです。
だから「インサイダーしている人なんかシネ」と掲示板に書き込みするのは、負け組の他人に任せておいて、自分はそれをうまく逆用できないかと言うことに頭を使った方が良いと思います。
誤解無きよう最後に書きますが、私も表面上はしれっと「イカサマなんてダメだよ!」と言います。頭の中だけで上記の様な事を考えているという事を記事にさせて頂きました。
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