こんばんは。ビットスターです。
皆さんは週刊誌の法則というものをご存じでしょうか。ことわざというより経験則という感じです。ビットコインにおけるHYIP投資に役立つところもありますし、現在何らかの投資をしている人は知っておいて損はない法則です。
情報には鮮度がある
一言でいうと、「情報には鮮度がある」という事で、当たり前じゃないかと思われると思いますが、引っかかる人が非常に多いのが現状です。
投資において最も鮮度の高い情報というのは、「自分が情報源、自分が仕掛け人」というものです。以下にたとえ話をします。
昔イギリスに有名なディーラーがいました。彼は情報通としてその名を馳せていました。当時のイギリスはフランスと戦争中で、その中である会戦が行われており、その結果はイギリスの金融市場に大きな影響を与えるという状況でした。
その状況で、このディーラーが市場に姿を見せると猛烈な勢いでイギリス国債売り始めたのです。
「イギリスは戦争に負けたんだ」と周りの人は驚き、大慌てでイギリス国債を売り始め、イギリス国債は暴落しました。
ところが実際にはイギリスはその会戦に勝利していました。
そのディーラーは周りが大慌てでイギリス国債を売っているさなかにこっそり買い戻し、後に暴騰したところで売り抜け大きな利益を上げる事ができたのです。
このディーラーのすごいところはイギリス勝利の情報をいち早く得た事だけでなく、その情報を使って相場を作り出し事にある事はいうまでもありません。
次に新鮮な情報は発信者からの生情報です。直接教えてもらうようなケース、場合によっては高額な報酬を支払って得られる情報です。
その次が専門誌のような大衆はあまり目にしない場所での情報です。
この情報を活用して儲ける事ができるのはのはここまでです。
この次が今回のタイトルになっている週刊誌です。大衆が読むようなものですね。
最後がテレビなど誰でも目にするメディアという事になります。
また例を出します。
実際にあるピーク時に投資した話
少し前に「トルコリラ建ての国債」というものが流行りました。ブラジルレアル建て国債なんてものもありました。
週刊誌やワイドショーでも取り上げられ、それをみた主婦や定年者が退職金などでこのような投資を行うという事で一時流行したわけです。
その結果はどうなったか。トルコリラもブラジルレアルも暴落し、為替損益で大きな損失を計上してしまう羽目になったのです。もうお分かりだと思いますが、このようなファンドで儲けたのは、一番最初にこの流行を作ろうとした人(当然安値で当該外貨を仕込んでいる)と銀行の営業マンです。
週刊誌やテレビで、この債権が熱いなんて情報が出たら、それは今がピークでこれからほぼ間違いなく下落すると思っておいて良いです。情報の鮮度が低い投資案件で儲ける事は出来ません。
先日イーサリアムが暴騰しましたが、これはまだ週刊誌で取り上げられるほどではありません。それでもネットで仮想通貨を少しでもやっている人なら誰でも知っている情報となりました。この状態で買っても儲ける可能性はかなり低いといわざるを得ません(もちろん相場に絶対はありませんが)。
週刊誌の情報はほぼ賞味期限が切れている
大衆紙で「○○が流行っている」「○○が今熱い」等の記事が出たら、それらはピークを迎えてこれから凋落していると思っておいてほぼ間違いありません。それを売却できるなら、売り払ってしまった方が良いぐらいです。
株式の有名な格言にも「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、幸福のうちに消えて行く」というものがあります。「まだ上がる!」とか「上がるとしか思えない」という相場がピークだと意味ですね。
HYIPでも同じ事がいえる
長々と書きましたが、HYIPにも同じ事が言えます。大手サイトが「すごく安定している案件だ」とかHYIPサイトが大きなキャンペーンを出してきて「これはもっといける!」等と考えるのは非常に危険です。むしろ手仕舞いを考えるタイミングです。
特に気をつけたいのは増資です。増資が悪いといっているのではありません。「最初の出金テストがうまくいったら増資」なら問題ないと思います。
すごいお得なキャンペーンが出たから増資は非常に危険という事です。
投資(特に投機)の世界ではみんなと同じ行動は決して良い結果を生み出さないと私は思っています。
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