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週末はフランス大統領選挙

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4月23日(日)はフランスで大統領選挙があります。今回はマクロン候補とルペン候補が有力視されており、この2人で決選投票に進むのではないかという見方が大勢です。

たぶんそうなると思います。

しかしいずれの候補にしても心配事があるように思い、(フランスはもとより)EUの先々は不安が多い様に思います。

フランス大統領選挙は1回目の選挙で、過半数を獲得する候補者がでなければ、上位2人による決選投票に進むことになっています。

そしてこの選挙制度が出来てから決選投票に進まなかった事はありません。フランスには圧倒的な指示を集める指導者が出てきていないという事なのでしょうか。

今回も支持率が一番高いルペン氏でも40%あるかどうかというレベルなので、やはり決選投票に進む可能性は高いのですが、今朝1つのニュースが入ってきました。

パリのシャンゼリゼ通りで銃撃があり警察官1名が死亡、2名が重傷を負うというニュースです。そしてISが犯行声明を出しています。

ご存じの通りフランスではテロが相次ぎ、「変な人を国に入れるな」という風潮が出来ているように思います。そうなると反EUで、移民受け入れを制限するべきという極右のルペン氏には追い風となります。

イギリスがブリグジットを決め、今回もしルペン氏が大統領になってEUの脱退を進めると、EUは崩壊の危機に瀕します。

言うまでもなくユーロは暴落し、ヨーロッパ経済に大きな打撃となるでしょう。しかしフランスは周辺国からも自分以外の国、文化に関心を持たない国と認識されているようにEUがどうなろうと知った事ではないという考えになっても不思議ではないと思います。

そういう目線で市場をみると、朝イチの日経平均先物は18600円ぐらいまで上昇していました。ちょっと本当かなと思い、私はここで先物ミニを3枚ほど売っておきました。

日本は目先の北朝鮮リスクにばかり関心がいき、フランス大統領選挙は忘れているような感じですが、年初から今年の欧州はイベントが多く荒れる可能性が高いと指摘されていました。

マスコミが全く報道しない今が私はチャンスとみました。もうマスコミが騒いでからあわてて売っても遅いのは言うまでもありません。

それに来週が終われば日本はGWです。

この情勢の中GWを持ち越そうという人は少ないと思います。出来れば手仕舞いしておこうと考えるのではないでしょうか。さらに5月はセルインメイです。

私には上げる要素がないと思っているのですが、みなさんはいかがでしょうか。

この仕掛けが吉と出るか凶と出るか、まず最初の答えは月曜日に出ると思います。

 



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